黄金柑

黄金柑とは

黄色の少しでこぼこしている表皮と、爽やかな芳香を持ち、種が少なく糖度も比較的高い。

ちょうどみかんと柚子を足して二で割ったような柑橘です。

黄金柑の歴史

明治時代の始めに九州で発見されたもので、おそらく温州みかんと柚子の自然交配で発生したものだろうといわれています。

また、鹿児島周辺では、黄密柑(きみかん)などと呼ばれて栽培されています。愛媛県や静岡県では、黄金柑(オウゴンカン)と呼称されていますが、村松春太郎氏が愛媛県に本種を導入した際にこのように命名されたもので、この方が一般的。最近ではこの他にゴールデンオレンジなどとも呼ばれています。

黄金柑の特長

果実の大きさは大体ゴルフボール~テニスボール位の間で収穫され、流通されることが多いようです。

果面はレモンのように綺麗な黄色で、油胞が凹んでいて若干荒く、果皮の厚さは2~3ミリほどで少し固いのが特徴です。

果肉は淡い黄色をしていて食味は柔らかく、糖度も12度~14度ほどあり比較的甘く、酸味も適当にあります。また、芳香があり風味の良いのが特徴です。

樹木の特徴は普通温州みかんなどと比べて大きめで、葉は小さい。一般的に2月~4月頃に収穫され、市場に出回ります。

出回り時期

2月~4月頃にかけて出回ります。比較的国産柑橘類としては遅めに出回ります。

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