おかひじき

おかひじきとは

アカザ科の一年草で、アジアからヨーロッパ南西部周辺の海辺の砂地に自生しています。

日本でも古くから食されており、17世紀頃より食用に栽培されていたという記録が残っています。現在、北海道海~九州地方の海岸の砂地に多く自生しており、食用栽培は暑さに弱いこともあり、東北地方周辺で主に栽培が行なわれているようです。

おかひじきの栄養価

オカヒジキにはビタミンA・カロチン・カリウム・カルシウム・鉄分・ミネラルなどが豊富に含まれています。特に、カルシウムはほうれん草の数倍含まれているようです。栄養価別の食効果は下記の通りです。

  • カリウムは体内の水分量を調節して全身のむくみ予防に効果があると言われています。
  • カルシウムは骨の構成に使われ、骨粗しょう症の予防効果に期待出来る他、イライラ防止効果があると言われています。
  • カロチンは体の免疫力を高める働きがあると言われており、老化防止効果があります。

選び方のポイント

選び方のポイントは全体が濃い緑色をしているもので、「トウ立ち」していない、できるだけ若いものを選ぶようにしましょう。また、時間が経つと枯れて黄色く変色し、下部の色味が薄くなってきますので、そのようなものは避けるようにしましょう。

保存方法

保存は酸素透過の良いビニール袋などに入れて表面の乾燥を避け、冷蔵庫などで保存するのが良いでしょう。

しかし、余り日持ちはしないので、なるべく早めに使うことをお勧めいたします。

調理のポイント

比較的に灰汁(あく)が強いので、2分程湯掻いてから調理に使うようにしましょう。また、「おかヒジキ」のしゃきしゃきした歯ごたえと綺麗な緑色を出すために、湯掻いた後にすぐ冷水にさらしておくと良いようです。ちなみに、固い根元周辺は、はさみなどを使って綺麗にカットしてから使うようにしょう。

山形県などおかひじきを多く栽培している地方では、辛し和えやてんぷらなどの食べ方が一般的だそうです。

その他に、サラダや刺身のツマ、炒め物の具として使用されることが多く、中華、和風など、どのような味付けで調理してもおいしく食べられます。

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